聖書研究会
▶︎当会の基本精神であるキリスト教を学ぶことが中心になります。毎週、聖書研究会が2つのグルー
プに分かれて、行われます。それぞれのグループには、それぞれ、チューターとして、日本基督教
団国立教会の野崎卓道牧師、桜が丘キリスト教会の水口功牧師の二人の先生が指導をされています
。
▶︎ 聖書研究会といっても堅苦しいものではなく、1年間をとおして、福音書なりパウロの書簡を学ぶ
もので、寮生が順番に報告し、それをもとに皆で意見交換し、牧師先生がモデレーターあるいは解
説者として、適宜指導されることになります。初めて聖書に親しむ寮生にとって、聖書に書かれて
いる内容について、率直な疑問や感想を述べあい、聖書の真意を汲み取る作業は、解説書などの参
照しながら行うことは、かなり知的な高度な勉強になります。西欧近代社会の根底にあるキリスト
教と聖書に親しむことは、グローバル・リーダーになっていく若者にとって、必須の教養でもあり
ます。クリスチャンになるならないは別にして、このキリスト教精神がある寮においては、先輩後
輩のけじめはあるにしても、日本的な運動部にありがちな上級生による高圧的な姿勢や態度とは無
縁の世界と考えて結構です。むしろ、イエスが弟子の足を洗ったように、「偉くなりたいものは仕
えるものになりなさい」とイエスが教えた精神がなければなりません。従って先輩が後輩を上から
目線で呼び捨てにする態度は当寮生には、あってはならないことです。
▶︎この他、年に1~2回ほど、聖書研究会の時間を利用するなど、特別な講師をお招きし、聖書研究を
じっくり行う特別聖書研究会、所謂修養会があります。2023年度は京都宇治のカルメル修道院で中
川博道神父からの講話があり、2024年度は御殿場の東山荘において、ルーテル教会引退牧師で当会
OBの江藤直純氏から聖書研究、聖書をどう深読みするか、という勉強会を開催しています。
▶︎また、当会の総会やクリスマス会の日程に合わせて、OBや当会関係者による講演会を開催してい
ます。2023年度は、当会OBで元JFE常務取締役中村正俊氏の講演、2024年度は当会OBで米国のフ
ァンズ・オブ・ファンズのアダムス・ストリート東京代表の崔勇氏の講演会がありました。いずれ
も現代社会のビジネスを生き抜いた先輩のビビッドなビジネス・ストリーで、学生にとって貴重な
内容です。